2014年04月12日

電王戦に見る将棋の今後について

第3回電王戦第5局の屋敷九段-Ponanza戦は130手にて後手Ponanzaの勝ちとなり、1勝4敗でコンピュータ軍の勝ちとなりました。

前年に続き、毎週土曜日を楽しみに過ごすことができてとてもよかったです。

本日までのコンピュータ将棋について自分の見解をログを残すつもりで以下にまとめてみます。

▼コンピュータ将棋の現在の状況の見解について
・コンピュータ将棋は人間より圧倒的に強いわけではなく、ほんの少しだけ上回っていること(あくまでも勝ち負けだけの話です)
・コンピュータの勝ち将棋は圧倒的に見えて、負け将棋は信じられないほどのヘボ将棋に見えてしまうこと
・中盤終盤の捻り合いはトッププロでも勝ちきるのは困難であること(プロ棋士の負け局はほぼすべてこのパターン)
・コンピュータ将棋相手に勝ちきるにはトッププロの綿密な研究が必要であること(プロ棋士非公式レーディング第3位の豊島将之七段が3,4ヶ月で1000局近くの研究を行って勝てるレベル)
・ソフトの事前提供ありでプロ棋士であっても必勝手順を見つけるのは困難であること(よくて優勢の局面に導くことができても勝ちきるのは大変)

▼コンピュータ将棋の今後について
考えられるのは以下の3パターン
・引き続き人間の棋譜を利用した機械学習によるコンピュータ同士の対局での強化(現状どおり)
・将棋というゲームの完全解析(私が生きている間には解析不能と思う)
・人間の棋譜を捨てて完全に独立した形での機械学習によるコンピュータ将棋の強化
→特に3点目は是非どうなるのか知りたいです。将棋の新たな可能性が見つかる可能性あり。

▼電王戦の今後について
・第4回電王戦の開催は可能だがタイトルホルダーの出場はほぼ0%
 →現在のタイトルホルダーは森内、羽生、渡辺明の3名のみ。例年通り3月開催となるとこの3名はタイトル戦と重なる可能性が高いため出場は困難。事前準備なしではこの3名を持ってしても勝つのは難しいのではないか?
・第4回の開催を期待したいが、ソフト事前提供ありルールはプロ棋士にとって研究を強いる大きな負担となることと(やねうら王磯崎氏の見解)、ある程度コンピュータ将棋の特徴が見えたため、第3回で一旦電王戦は終了となる可能性が高い。

▼共存共栄について
直接的にはソフトを使用して人間の棋力向上に役に立てることだと思います。実際に私は激指に自分の棋譜を読ませて一人感想戦をしています。
広義的に将棋というゲームの中でどのように共栄するのかは、今後の推移を見守りたいです。

▼心配なこと
・将棋の秩序について
→ネット将棋では昔から問題視されているソフト指しについて、プロの対局の中に紛れ込まないかということ。実際にチェスの世界では大会中にソフトの指し手を別の仲間が対局者に伝えて不正を行うような事件が起こったことがある(記憶しているだけなのでソースはなし。。)

以上です。内容については見聞きしたことや個人的な思いが混じっているので、あくまでも一個人の考えとしてメモします。

最後に。第2回、3回ともにプロ棋士の負け越しとなりましたが、私は今後も将棋を続けていきますし、プロ棋士を応援します。将棋に関わるすべての人たちが幸せになりますように。

それでは。

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posted by トルネードボーイ at 23:12 | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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